FX取引の様々な特徴

 FXは通貨を銘柄にした投資取引で、為替相場を利用したものなのですが、同じ相場を利用した取引きである株や先物といったものとは違い、少ない資金でも投資が行なえたり、24時間いつでも取引きをすることができたりするという点などにおいて、これまで時間の制限や資金の都合などで取引きを行えなかった投資家から、大きな人気を集めているものになります。

FXでの投資取引が人気を博した大きな理由の一つに、取引きをする時間を選ばずにいつでも投資が行える、という点が挙げられるでしょう。
どんなに魅力的な投資取引であったとしても、それを行う時間帯が限定されていては、取引きに参加できる人を選びますし、また余裕を持った予測や分析なども行えないでしょう。

通貨を銘柄にしているFXでは、この通貨の取引きを行っている外国為替市場をその舞台としており、この外国為替市場は24時間いつでも開場しているのです。
例えば株取引の場合は、証券取引所が開いて株の売買が行なわれている時間帯、午前の9時から間に昼休みの休憩をはさみ、午後の3時までと取引きができる時間帯が大きく限定されています。
この条件ですと、日中に仕事をしているサラリーマンや学生などが投資取引を行うことは難しいでしょう。
しかし、24時間ずっと相場が開場しているFX取引であれば、仕事終わりや授業の終わりなどでもゆっくり取引きが行えますし、昼休みの時間を利用しての投資も可能なのです。

外国為替市場は、世界中に点在する為替市場をインターネットなどで相互に連携をさせた巨大な仮想市場となっており、どこかの為替市場が開場している限りは、売買取引が続けられているのです。
もちろん、土曜、日曜、その市場のある国ごとの祝日などは市場が閉まりますが、世界の為替市場がリレーしたり並行して開場したりするために、ほとんど閉まることがなく、日本時間でいえば、月曜日の早朝にニュージーランドのウェリントン市場が開場するのを始まりとして、世界のあちこちの為替市場が連続しながら開場していき、最終的には土曜日の早朝にアメリカのニューヨーク市場が閉場するまでの間、常に外国為替市場は開いており、いつでも取引が行われているのです。

ちなみに、日本時間の夕方から深夜にかけては、通貨の取引量と流通量が多い世界三大市場のうちの、イギリスのロンドン市場とアメリカのニューヨーク市場が同時に開場する時間帯になるために、例え日中に働く仕事であった場合には、仕事から帰ってきた時間帯が、もっとも為替相場が活発になっていく、いわゆるゴールデンタイムとなっていますので、FX取引を行うにはちょうど良いといえるかもしれません。

また、これだけの巨大な市場で取り扱われている通貨は、非常に安定した取引きが行なえ、かつ為替相場の変動も落ち着いていることで知られています。
多くの銀行、企業、世界中の個人投資家などが市場に参加しているために、売り手と買い手がつかずに取引きが成立しない、という事はほとんど起こりません。
また、通貨の流通量の非常に多いため、株取引のように株を買い占めることによって力を蓄えて、投機的に相場を変動させるというようなことがほとんど行えず、公正で安心した取引きを、ゆったりとした相場変動の中で行うことができるのです。

こうした小さな変動を利益にしていくために、FXではレバレッジという仕組みが用意されており、これもたくさんの投資家から好評を得ている理由のひとつになります。

為替相場の変動は、とても小さくアメリカの米ドルと日本の円での取引きでは、一日の平均ではわずか1円足らずというほどの変動しか起きません。
円でドルを買って取引きをした場合、100万円を使って1万ドルを保持し、一日待ってようやく1万円になるかどうかという取引になるのです。

これでは投資した金額のわりに利益が小さく、魅力的な投資とは言えません。
このため、FXではこの小さな値幅でも大きな利益が得られるように、FX取引業者に預けている証拠金をもとに、投資した金額よりもはるかに大きな通貨を取引できる仕組みがあり、これをレバレッジと呼んでいるのです。
レバレッジは日本国内のFX取引業者では最大で25倍、海外の取引業者では数百倍から千倍に近い数値までを選ぶことができます。

このレバレッジを使えば、先ほど1万ドルを買うために100万円が必要だったところが、わずか4万円で済むことになり、これで1万円ほどの利益を出すことができれば、非常に有効な投資取引になるのです。

このほかにも、FXでは二種類の注文と2回の注文のタイミングで取引きを行っているのですが、これをうまく利用することによって、為替レートが上昇していく状態でも、下降していく状態でも利益を出すことができるのです。
売り注文と買い注文、取引きを開始するための新規注文と終了するための決済注文を組み合わせると、「安く買った通貨を、高く売って利益を出す」という方法での取引きと、「高く売った通貨を、安く買い戻して利益を出す」という取引きが行えるのです。
このことにより、FXを行っていた場合、例えば米ドルと円の間でのレート変動で、円高方向に相場が動いたとしても、円安方向に相場が動いたとしても、利益を出すことができるために、不況に強い投資取引であるといわれているのです。