FXでの様々な取引方法

 FXでは、通貨を銘柄にして投資を行い、外国為替市場のレート変動を利用してその為替差損益を求めていくことが一般的ですが、通貨の売買取引以外にも、利益を生み出していく取引方法があります。

それが、通貨それぞれに設定されている金利の差である、「スワップポイント」を求めていく取引方法になります。
FXでの取引きでは、通貨ペアと呼ばれる2種類で一組とする通貨のペアを銘柄にし、これを売買していくことになるのですが、この通貨ペアの金利の差がスワップポイントになります。

このスワップポイントには特徴があり、金利の高い通貨で、金利の低い通貨を買って保持することによって、このポイントをコストとして支払わなくてなならなくなり、逆に、金利の低い通貨で、金利の高い通貨を買って保持することによって、このスワップポイントを利益として受け取ることができるのです。
また、このスワップポイントは日ごとに集計されていき、通貨を決裁した際に清算されて利益やコストとして確定されます。

こうしたことから、金利の低い通貨を用い、金利の高い通貨を買い注文で保持し、そのまま数か月、もしくは数年という期間で一回の取引きを行い続けることにより、この金利差であるスワップポイントの利益を毎日積み上げていくことができるのです。

このスワップポイントを利用した取引きでは、いくらかの注意点があり、為替相場の急激な変動により、保持している通貨の含み損が大きくなりすぎてしまい、それによって取引業者からの強制決済を受けないようにするために、預けている証拠金やなどには十分余裕を持たせておくことが必要になります。

強制決済は、投資家に大きな負債を抱えさせないための仕組みになっているために、これが発動するときには大きな損失を被ることになりますので、多くの場合はスワップポイントの利益もこれに相殺されてなくなってしまうことになります。

また、それぞれの通貨の発行国が定期的に発表する金利の変更にも注意が必要になり、この発表や変更によっては、得られる利益が少なる場合もありますし、状況によっては金利の高低が入れ替わり、いつの間にかコストとして払わなければならない取引きをずっと続けていた、という事にもなりかねませんので、しっかりとこの辺りを注意しておく必要があるでしょう。

こうした、取引きの方法の違いの一つに、FXでは相場が上昇傾向にあっても、下降傾向にあっても、どちらでも利益を得ることができる、というものがあります。

通常であれば、「安く仕入れたものを高く売る」、つまり1ドル100円の相場で1ドルを買い、この相場が1ドル120円になったときに、先ほどの1ドルを売れば120円で売れるために、差し引きで20円の利益が得られることになるわけです。

FXでは、これを逆から始めることができ「高く売ったものを安く買いもどす」という方向でも利益を上げることができるのです。
先ほどの1ドル100円の相場で考えてみた場合は、まず取引業者から預けてある証拠金を担保にして1ドルを借り、これを売って100円を手にし、相場が1ドル80円になった時点でこれを手にした100円のうちの80円で買い戻して、手に入れた1ドルを取引業者に返却することで、差し引きの20円が利益となる、という事になります。

こうしたことから、FX取引では通貨の相場レートが上昇方向に動いても、下降方向に動いても、新規注文を入れた時点の為替相場と、決済注文を入れた時点の為替相場に差がある限りは、利益を生み出すことができるのです。
例えば、これが先ほどの例のように、日本の円とアメリカの米ドルの通貨ペアでの取引きであった場合には、円高方向にレートが触れようが、円安方向にレートが動こうが、その変動差がある限りは利益を生み出し続けることができるという事になり、こうした取引方法を利用していけば、FX取引での利益を、不況好況に関係なく得ることができるのです。